SDGs取組み事例

持続可能な開発目標(SDGs)とは

2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。 SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます。

平成福祉会とSDGs

社会福祉法人である平成福祉会の事業とSDGsの目標は親和性が高く、社会課題の解決を目指しています。
世界に先駆けて少子化・超高齢化社会を迎えた日本は、“課題先進国”と呼ばれています。SDGsの取り組みが笑顔あふれる世界にもつながっていることを認識し、事業開始の40周年でもある2030年に向けて微力ながら世界に好影響を与えられるよう取り組んで参ります。

私たちのシゴトは、介護や支援だけではない!
笑顔あふれる地域社会・国際社会をつくること。

平成福祉会SDGs宣言

創立30周年を迎え、誰もが安心して心豊かに暮らせる輝かしい未来社会を創造するために平成福祉会は「SDGs」に取り組み、社会課題の解決にチャレンジします。地域に信頼され、無くてはならない存在となり持続的な地域福祉の実現に貢献します。

平成福祉会の活動事例

地域共生社会の実現に向け、誰もが地域で安心して住み続けられる社会を地域住民と共につくることを目指しております。地域住民とつながりや地域の新たなニーズ、困りごとを見つけ、共有することを目的に地域住民が集える「みらいカフェ」(毎月1回)や自治体と協力して認知症オレンジカフェ(毎月1回)を開催しております。また、地域のコミュニケーションの場として子供から大人までが集える子ども食堂「みらいキッチン」にて少額(100円〜300円)で食事を提供しております。

指定管理の受託…公の施設の指定管理制度により、2011年より「道志村デイサービスセンター」の運営を受託し、利便性の向上や合理的経営を通じ、村民ご利用者様のサービスの向上に努めております。

災害発生時に通常の避難所では生活が困難な要援護者を受け入れる福祉避難所として自治体と協定を締結し、災害時に適切な要援護者の受入れ、事業継続ができるよう防災士の育成を継続しております。
今後、世界各国でも日本同様に高齢化が進んでいきます。日本で培った最先端の介護技術や考え方が世界基準となり得ます。これまで培ってきた知識、技術を世界に広める活動として、EPA、技能実習生、SSW等の制度を活用し、外国人の宗教や風習を受け入れた上で、今までに8か国(中国、韓国、インドネシア、ベトナム、フィリピン、カンボジア、インド、ネパール)延35名以上の人材が介護士として活躍してきました。個人差はありますが、日々のOJTや、施設内研修、日本語能力試験や介護福祉士資格の取得支援により、知識・技術を身につけ1年〜1年半で全ての介護業務ができるように成長し、外国人介護福祉士も誕生しています。定期的に行われる面談では自己の成長のことだけでなく、生活面やメンタル・健康面にも配慮しております。特にラマダン期間中は体調を考慮し業務を変更しております。病院や行政手続きなどの際には職員が付き添い、安心して日常生活が送れるようにサポートしております。また、海外に講師を派遣し「日本の介護を世界のKaigoへ」と広める活動を行っております。

勤続5年の職員を対象に海外視察研修を実施しております。異なる文化や環境に触れ、日本や日本の介護を客観的に見ることで視野を広げ、日本の常識や考え方にとらわれない、柔軟性のある考え方ができるようになる事が目的の一つです。介護のスキルだけでなく人間的な成長に繋がる研修をこれからも実施していきます。

資格取得支援制度を活用し社会福祉士、精神保健福祉士、社会福祉主事、実務者研修、ケアマネ実務者研修、その他アセッサーや認知症管理者研修など様々な資格の取得や研修に参加しております。
多様な人材(性別・年齢・国籍)の多様な働き方を認め、性別・年齢・障害・国籍・学歴・宗教・支持政党などを問わず雇用しております。施設内には礼拝堂を完備しております。

女性職員が継続就業できる環境整備し、育児休職後の勤務ついては短日・短時間勤務などを導入し、女性の活躍推進「山梨えるみん」・「経営労務診断適合企業」の認定及び「YAMANASHIワーキングアワード優秀賞」をいただきました。また、ワークライフバランス考慮し、職員の要望により採用日からの有休、バースデイ休暇を付与しおります。

働きがいのある職場づくりの一つとして、職員投票によるMVP表彰を年2回行い、互いを認めあう活動を行っております。

介護職員の身体的、精神的負担軽減のためにICT、ロボット等を導入するとともに福祉の仕事のイメージアップ、魅力を広めるために積極的にSNS発信に取り組んでおります。